爪もみをしていると指によって痛い指があるけど大丈夫?
神経線維が密集している爪の根元をもむことによって、その部分の血液循環がよくなり、自律神経を整え、色々な病気や不調の改善をすることができます。
しかし、爪もみをしていると指によってすごく痛い指がある場合があります。
このような時、このまま爪をもみ続けて大丈夫なのかと不安になるはずです。
ただこの痛い指というのは、今、体の中で調子が悪い部分を示していますので、我慢できないほど痛いような場合を除いて、多少の痛みであればもんでほぐした方がいいでしょう。
爪もみは指によって働きかける症状が違います
爪もみをする上でそれぞれの指の効果を詳しく知っておくことは大切です。
なぜなら、それによって他よりも痛い指から自分がどこに不調を抱えているのかを把握することができますので、痛い指をじっくりほぐして、その改善を図ることができるからです。
では、まず親指の爪もみですが、これは肺などの呼吸器の不調が挙げられます。
咳や喘息などがあるような場合、爪をもむと親指が痛むことがあります。
次に人差し指の爪もみは、胃や腸などの消化器官の不調です。
もともと胃腸が弱かったり、胃・十二指腸潰瘍、便秘などです。
中指の爪もみは耳鳴りや難聴などの耳の不調に効果があり、薬指の爪もみは唯一自律神経である交感神経に働きかけることができる部分です。
交感神経は心身を活発にする働きを持っていますので、日中の眠気や意欲の低下などに効果的です。
最後の小指の爪もみは心臓や腎臓などの循環器系に働きかけることができます。
このようにどの指が体のどこに働きかけるのは違ってきますので、痛い指があればじっくりもんでほぐすことで今抱える体調不良を改善していくことが期待できるのです。
爪もみは痛いくらいやると効果的、弱すぎると効き目が薄い
爪もみはいわゆるツボ押しのようなイメージで行うものですので、もむ力が弱すぎると効き目が薄くなります。
そのため、ある程度痛みがあるくらいが効果的とされているのですが、一方でもむ力が強すぎてもだめですので、力加減には気を付ける必要があります。
基本的には痛いけれど気持ちいいと感じられるくらいの力加減でもむことがベストとされています。
ただ人によって痛みの感じ方は変わりますし、体の不調によってももんだ時に痛みがでる指も変わってきますので、指によってそれぞれベストな力加減となるように気を付けなければいけません。
例えば、親指は強めにもんでもそれほど痛くはなく気持ちがいいのに、同じ力で人差し指をもむとすごく痛いというような場合は、人差し指をもむ時の力を少しだけ弱めにして気持ちよさを感じられる程度にしなければいけないのです。