高血圧、薬を飲んでも食事制限してもまだ血圧が高い
血圧が高いと言うのは、健康に対して様々な支障をきたす可能性が大きいと言われています。
その状態が慢性化すると高血圧と呼ばれ、これは生活習慣病のひとつにも該当している病気です。
動脈硬化や糖尿病、更に血管性疾患との因果関係も深いので、適切に対処する必要があります。
たとえば食べ物に気を配ることです。
また薬を飲んで安定させると言うのも、ひとつの対処法です。
ただそれでもまだ高いと言う人に関しては、爪もみが効果的だとも言われています。
手軽にできるので、これらの対処法と併せて行うのが望ましいです。
爪もみが高血圧には小指をよく揉む
爪もみとは、爪の生え際より2ミリほど下をもむ方法です。
ぎゅっともんでも良いですし、小刻みにもんでも良いとされています。
またもむ強さも、強過ぎなければ、痛いけど気持ち良いと感じる程度の強さでも構わないそうです。
何の道具もいらないので、どこでも簡単にできる健康法ですが、
高血圧の人は薬指の爪もみは避ける
と言う注意点があるのは、気をつけておきたいところです。
これは5本の指の内、薬指だけは自律神経の中の、交感神経の刺激につながるためです。
交感神経は全身を緊張させたり、血管を収縮させることなどに対して作用を持っている神経です。
そのため薬指の爪をもみ交感神経を刺激してしまうと、高血圧の人にとっては逆効果になる恐れがあるためです。
では、高血圧の人がもむのはどの指かと言うと、これは小指です。
小指は副交感神経の刺激に働きかけ、そこから自律神経の働きが整うことで、全身の機能の正常化に対しての効果が期待できるとされています。
また血流促進に対しての作用も期待できるので、高血圧改善に良いと言われています。
爪もみは高血圧以外にも多くの症状を改善。体全体の調子を整えて楽しく生活
爪もみが効果をもたらすとされているのは、高血圧だけに限りません。
交感神経を刺激する薬指以外の指の爪をもむことは、副交感神経の刺激につながります。
そしてそこから、多岐にわたる効果が期待できるとされています。
高血圧以外で言えば、たとえばアトピーやリウマチ、ボケ防止と言った作用です。
体をリラックスした状態に導く作用がある副交感神経が、優位になりやすい交感神経とバランスをとって働くことで、体の免疫力が正しく作用しやすくなると言うメカニズムです。
あるいは副交感神経が優位になることで、睡眠に対しての支障を取り払われやすくなります。
睡眠不足も免疫力、更には認知症と深い関係にあると言われているので、その点から見ても効果が期待できます。
加えて自律神経の働きが正常化することは、その近くで分泌の調整が行われている性ホルモンに対しても良い作用が期待できます。
そのことから女性ホルモンの不足による更年期障害、男性ホルモンの不足による活力や精力の減退に対しても、良い影響を期待することができます。