爪もみにより改善されるいろいろな症状
爪もみは、東洋医学と西洋医学の長所が融合して誕生した手技療法で、動脈と静脈を結ぶ血管が周通している手足の先を刺激することにより、血液循環が活性化されるという仕組みです。
これにより、誰にでも備わっている自然治癒力という本能が引き出されるので、様々な痛みや不調が改善することになります。
なお、この自然治癒力を引き出すことで問題を解消するという考え方は、古代中国で考案された東洋医学の概念と合致しています。
これは、「気」と呼ばれる生命力の源の流れが正常な状態に回復することにより、心身の状態を元に戻すということを目的としています。
このために、気の流れが正常化することにより改善する不調は、身体だけに限定されているわけではありません。
東洋医学における鍼灸が、不眠症やうつ、めまいなどの精神的な不調に対しても効果を発揮するのは、自然治癒力が引き出されたことにより精神的な健康を取り戻したことによるものです。
爪もみは不眠症やうつにも働きかける
このような現象は、爪もみでも起こり得ることで、不眠症やうつなどに悩んでいる人にもオススメできます。
鍼灸と比較すると即効性という点では見劣りがしますが、簡単にできるということが爪もみの魅力です。
具体的には、爪の生え際を痛いと感じる程度に10秒ほど刺激するというもので、これを1日に2回~3回繰り返すというだけです。
また、もう少し高度に行いたい場合は、力を入れるときに息を吐きだし、抜くときに息を吸うという腹式呼吸と組み合わせるのが効果的です。
これにより、西洋医学でいうところの副交感神経が優位となるので、リラックス効果によりストレスなどの精神的な問題を改善するのに有効です。
ちなみに、痛いと感じる部分には念入りに行うのがポイントで、20秒程度になっても問題はありません。
強く刺激すると翌日揉み返しとの様な状態になることもありますが、これは単なる筋肉痛で副作用と呼ばれるようなものではありません。
このために、時間が経過するに伴い、状態は良化します。