爪もみ療法は医者が考案したきちんとした療法
爪もみ療法は、爪の生え際を刺激するという極めて簡単な手技療法で、自律神経の乱れや精神的な疲労、胃痛や頭痛などの様々な症状を改善するということで注目を集めています。
ちなみに、この爪もみ療法を考案したのは現役のドクターで、良くある荒唐無稽な民間療法とは一線を画しています。
このために、実際の病院でもこの治療法をベースとして、注射やレーザーにより手足の爪の生え際を刺激するという施術が実施されています。
なお、爪もみ療法により多様な症状が改善されるのは、手足の先には動脈と静脈を結ぶ血管がたくさんあるので、これを刺激することにより、ポンプを押すような形で血液の流れが活発になるからと考えられています。
これにより、身体の隅々にまで栄養がいきわたり体内機能も活性化するので、疲労物質の乳酸などの老廃物が蓄積しにくい状態になります。
これが、爪もみ療法により健康状態が良化する仕組みです。
爪もみ療法と好転反応
ちなみに、爪もみ療法を行った直後に、一時的に体調が悪化したように感じるケースがあります。
これは、それまで滞っていたリンパや血液の流れが活性化することに伴う現象で、好転反応とも呼ばれています。
これは、良貨途上に起きる一時的な現象であり、肩こりを改善するためにマッサージを行った際に生じる揉み返しと呼ばれている現象と同じです。
このために、副作用ではないので、基本的には心配する必要はありません。
なお、爪もみ療法の具体的なやり方は、爪の生え際にある10か所の点を、少し痛い程度の強さで10秒ずつ刺激するというもので、これを1日に2回から3回を目安に毎日繰り返します。
また、下半身の症状を改善するために、足の指の生え際部分も同様に刺激します。
また、副交感神経を優位にする腹式呼吸と同時に行うと、さらに効果的です。
息をゆっくりと吐きながら力を加え、逆に息を吸うときは力を抜くようにします。
すぐに効果を体感することは出来ないかもしれませんが、続けていくうちに徐々に体調は良化します。