爪もみ療法の好転反応
日本自律神経免疫治療研究会理事長の福田稔医師が考案したとされる爪もみ療法は、自律神経である交感神経と副交感神経のツボを刺激することができます。
自律神経のバランスを整えて、免疫力を高める効果があるとされます。
そのためアトピーなどの症状を改善する効果が期待されます。
ところで、爪もみ療法をすることによって、一時的に好転反応が起こり、アトピーなど湿疹が悪化することはないのでしょうか。
確かに、人によっては爪もみを開始した後に、一時的に痛みが出たり、症状が悪化することがあるようです。
しかし、これは病気がよくなる前の好転反応なので、心配せずに続けていくことが重要です。
好転反応というのは、別名調整反応とも呼ばれるもので、漢方や健康食品、健康器具などを利用した際に、最初にあらわれる現象のことを言います。
様々な新しい刺激に対して身体が反応することであらわれる症状で、やがて身体が順応し始めるとこのような症状も収まってきます。
好転反応が起こると、ほとんどの人が慌ててしまい、病気が悪化したと勘違いします。
そして、これは良くないと判断し、そこで止めてしまう人が多いのですが、不安があるかもしれませんが止めてしまわないで続けていくようにしましょう。
ただ、爪もみ療法のやり方が間違っているために、症状が悪化するというケースもあり得ますので、正しいやり方をきちんと覚えて行うことが大切です。
爪もみ療法の正しいやり方
爪もみ療法のやり方は基本的に難しいことはなく、簡単なのですが、一部注意しなければならないこともあります。
たとえば、5本の指の爪すべてに同じ効果があるのではなく、一本一本ツボが異なるために、違う効果があらわれます。
アトピーの場合は、親指や薬指がポイントになってきます。
特に親指の爪を他の指の爪よりも長く(20秒)くらい刺激するのが良いとされていますが、他の指の爪はしなくても良いのかというとそういうことではなく、バランスとくすべての指の爪を刺激する必要があります。